こんにちは、ガブです。
僕は建設コンサルの技術者として独立して10年になります。専門は、橋の補修設計です。
実績としては、
- 社員ゼロ・事務所ゼロ・営業ゼロ・残業ゼロ
- 独立10年、年商3,000万円を安定
- 業界歴24年(会社員14年+独立10年)
- 29歳で国家資格の技術士
という働き方で、平日の昼にボートを出したり、子どもの長期休みに合わせて何週間も旅に出たりしています。
いまは、同じように独立を考えている技術者に向けて、自分の体験を書いています。
「会社を辞めて、独立しようと思う」
世の中のサラリーマンが、このセリフを妻に打ち明けるとき。
おそらく9割の家庭で、ちょっとした修羅場になるのではないでしょうか。
「生活費はどうするの?」
「失敗したらどうなるの?」
「子どもの学費は?」
泣かれたり、怒られたり、実家に帰られたり。テレビドラマなら、だいたいそんな展開ですよね。
僕も同じでした。独立を決意した夜、妻にどう切り出そうか、めちゃくちゃシミュレーションしました。
反論されたときのデータを用意し、予想される質問への回答をリストアップし、まるで会社の役員プレゼンに挑むような悲壮な覚悟で、夜のダイニングテーブルに向かったんです。
そして、深呼吸をして、切り出しました。
「あのさ・・・俺、会社辞めて独立しようと思うんだ」
秒で乗っかってきた妻
僕の決死のプレゼン第一声に対し、妻の反応はこうでした。
「あ、そう。いいね」
・・・えっ?
「いいね」?
あまりのあっさり具合に、僕は用意していた長大なプレゼン資料(頭の中の)をどこにぶつければいいのか分からず、ポカンとしてしまいました。
すると妻は、缶ビールを飲みながら、さらにとんでもないことを言い放ったんです。
「じゃあ、私も仕事辞めるわ」
(・・・は?)
(いやいやいや、ちょっと待って!?)
僕の妻は、当時公務員でした。
夫が安定したサラリーマンを辞めて、海のものとも山のものともつかない自営業になるというのに。普通なら「せめて私が公務員で支えなきゃ」となる場面です。
それが、「じゃあ私も辞める」。
便乗です。完全なるドサクサ紛れの便乗退職です。
妻には妻の「辞めたい理由」があった
なぜ妻がそんなに即答したのか。あとから聞いて、納得しました。
当時、我が家の子どもは色々と手がかかる時期でした。妻は働きながら必死に育児をしていましたが、保育園のママ友関係でちょっとしたマウントを取られたりして、人間関係にかなり疲弊していたんです。
「もう、早く仕事辞めたいな」
妻はずっとそう思っていたらしいのです。そこに僕が「独立するわ(だから俺が稼ぐわ)」と渡りに船のような提案を持ってきた。
だから、「あ、ラッキー。じゃあ私も辞めるわ」というわけです。
(・・・僕のあの悲壮な覚悟と、涙のシミュレーションを返してほしい)
たった一つ、妻が反対したこと
ただ、その後の話し合いで、具体的な事業プランについて聞かれたとき、妻が一つだけ難色を示したことがありました。
「同僚と『二人社長』でやる予定なんだ」と伝えたときです。
妻は少し顔を曇らせて、こう言いました。
「えー、一人でもいいんじゃないの?」
当時の僕は、「いや、絶対に二人の力が必要なんだ!」と熱く語り、半ば強引に押し切ってしまいました。
・・・ちなみに、この妻の嫌な予感は、数年後に恐ろしいほど的中することになるのですが。
(女性の直感って、本当に侮れません)
ともあれ、我が家の「独立宣言」は、ドラマのような涙も反対もなく、拍子抜けするほどあっさりと終わりました。
「見えない壁」を作っているのは自分
「家族に反対されるから独立できない」
これ、独立を考えているサラリーマンから一番よく聞く言葉です。
いわゆる「嫁ブロック」というやつですね。
でも、僕の経験から言えるのは、「家族は、あなたが思っているほど、あなたの会社のステータスに執着していないかもしれない」ということです。
もしかしたら、妻は妻で「もっと家族の時間が欲しい」と思っているかもしれない。いまの生活に息苦しさを感じているかもしれない。僕の妻がそうだったように。
勝手に「反対されるに決まっている」と、見えない壁を作っていたのは、他ならぬ僕自身でした。
独立して、妻も公務員を辞めた今。
僕たちは、平日の昼間にふらっとカフェに行ったり、人の少ない時間に買い物をしたりして過ごしています。
(そして僕は、相変わらず「家畜」として、猫のトイレ掃除や皿洗いに精を出していますが。笑)
でも、あの夜。
思い切って打ち明けて本当に良かったと、心から思っています。
もしあなたが今、「独立したいけど、家族になんて言われるか・・・」と一人で思い悩んでいるなら。
もしかすると、その悩んでいること自体が、もう「次のステージ」に進む準備ができているサインなのかもしれません。
そのサイン、つまり「独立できる技術者に出る”前兆”」を、僕の実体験をもとにまとめた無料の小冊子があります。
『独立前兆(どくりつぜんちょう)』といいます。
中には、あなたに前兆が出ているかが10問でわかる独立診断チェックも入っています。
「うちの妻は、絶対に反対するタイプだ」
そう決めつける前に。まずはあなた自身の中に、どれくらいの前兆が出ているのか、こっそりチェックしてみてください。
案外、奥さんはあっさり「いいよ」と言ってくれるかもしれませんよ。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
家族にプレゼンするときは、ほどほどに力を抜くことをおすすめします(笑)。
ガブ

