こんにちは、ガブです。
僕は建設コンサルの技術者として独立して10年になります。専門は、橋の補修設計です。
実績としては、
- 社員ゼロ・事務所ゼロ・営業ゼロ・残業ゼロ
- 独立10年、年商3,000万円を安定
- 業界歴24年(会社員14年+独立10年)
- 29歳で国家資格の技術士
という働き方で、平日の昼にボートを出したり、子どもの長期休みに合わせて何週間も旅に出たりしています。
いまは、同じように独立を考えている技術者に向けて、自分の体験を書いています。
人生を変えるのは、ノウハウではない。
たった一人との「出会い」だったりします。
僕にとって、それは石垣島で出会った民泊オーナーの一言でした。
僕は昔から旅行が好きです。
国内・海外問わず、旅行好きです。
でも振り返ってみると、旅行で鮮明に覚えているのは「景色」よりも「人」のことばかりなんです。
家族3人でハワイのカイルアへ
そのきっかけは、家族3人でハワイのカイルア地区へ旅行した時のこと。
初めてAirbnb(民泊)を利用したのですが、その宿のオーナー夫妻が本当に素晴らしい人たちでした。
滞在中は手作りのケーキを振る舞ってくれたり、まるで家族のように接してくれました。
単なる宿泊客ではなく、大切な友人のように扱ってくれたんです。
チェックイン当日、オーナーのジェイソンが室内を案内してくれて、その際、妻がキッチンに置かれたスパイスラックを見て言いました。
「これ素敵だね」
本当に何気ない一言です。正直、同じ場にいた僕は、5分後にはすっかり忘れていました。
新品のスパイスラック
ところが帰国前日。
ジェイソンが僕たちにプレゼントを渡してくれたんです。
それは、新品のスパイスラックでした。
妻が気に入っていたことを覚えていてくれたんです。
驚きました。
そして、ものすごく感動しました。
当時60ドルくらいのものだったと思いますが、わざわざデパートで購入してくれたんです。
そこまでしてくれるなんて、旅行先では考えられません。
帰国の日。
ジェイソンの奥さんが「もうお別れね」と言ってハグをしてくれました。
妻は隣で少し泣いていました。僕も泣きそうでした。
旅行が終わるのが寂しいと感じたことは何度もあります。
でも、「その場所を離れるのがこれほど寂しい」と感じたのは初めてでした。
その時、僕は思ったんです。
「こんな宿をやってみたい。こんな風に人を喜ばせる仕事をしてみたい」
その想いが、心のどこかに強く残りました。
数年後、石垣島へ
そして数年後。
家族で石垣島へ旅行した時も、Airbnbを利用しました。
そこで、また人生を変える出会いが待っていました。
その宿のオーナーは、東京でIT企業を経営する一人社長でした。
そして石垣島で民泊を運営している。
さらに驚いたのは、その人もダイビングが大好きで、「ダイビングが好きすぎて石垣島に別宅を持った」というんです。
僕はその話に強く惹かれました。
会社を経営しながら、自分の好きな場所で暮らし、自分の好きなことを楽しんでいる。
その生き方に、強烈に憧れました。
僕は思わず聞きました。
「僕も民泊をやってみたいんです。どうやったらできますか?」
するとその人は嫌な顔ひとつせず、丁寧に教えてくれました。
物件のこと、集客のこと、法律のこと。
旅行中だけでなく、帰宅してからもチャットで様々なことを教えてくれました。
(今思えば、出会ったばかりの人間に、よくもまあ根掘り葉掘り聞いたものです。でも、あの図々しさが、後の人生を変えることになります)
でも、今振り返ると、その人から受け取った一番大きなものは「ノウハウ」ではありませんでした。
「あなたも僕も、同じ属性の人間ですね」
ある時、その人がこう言ったんです。
「あなたも僕も、同じ属性の人間ですね」
僕は驚きました。そして、すごく嬉しかったんです。
なぜなら、その人は僕が憧れる人生を実際に生きている人だったから。
一人社長。旅好き。海好き。ダイビング好き。好きな場所に拠点を持つ。民泊を運営する。
僕が「いいな」と思っていた人生を、すでに実現している人でした。
そんな人から、「あなたも同じタイプですよ」と言われた。
その言葉は、僕にとって特別でした。
褒められたからでも、認められたからでもありません。
その言葉によって、「自分もそちら側へ行けるかもしれない」と本気で思えたからです。
(いや、まだ民泊の『み』の字も始めてないのに! 人間って単純ですね)
それまで僕は、民泊をやりたいと思ってはいても、心のどこかで「本当にできるのだろうか」「自分には無理なんじゃないか」と思っていました。
でも、その言葉を聞いた時、未来が少しだけ現実になったんです。
「もしかしたら自分もなれる。もしかしたら自分もできる」
そんな感覚でした。
そしてその後、僕は本当に民泊を始めることになります。
人生を変えてきたのは、いつも人
振り返ると、人生が大きく変わる時はいつも同じでした。
本を読んだからでも、ノウハウを学んだからでもありません。
「人」と出会ったからです。
ボートを買った時も、マリーナのオーナーとの出会いがありました。
ハワイでも、素晴らしいAirbnbオーナーとの出会いがありました。
そして石垣島でも。
僕の人生を変えてきたのは、いつも人でした。
旅は景色を見るためのものだと思っていました。
でも今は違います。旅とは、人と出会うためのものです。
そして時々、その出会いは人生の航路そのものを変えてしまいます。
石垣島で出会ったあのオーナーの言葉は、今でも忘れません。
あの時、僕は民泊のやり方を教わったのではなく、「あ、俺もそっち行けるかも」という良い意味での勘違いをさせてもらったのだと思います。
「自分には無理だ」と思っている生き方も、すでにそれを実現している人から見れば、「あなたも、こっち側に来れるよ」という状態なのかもしれません。あの石垣島の社長が、僕にそう言ってくれたように。
独立して、自由な時間を手に入れる。
それも特別な才能が必要なわけではなく、実はあなたの中にも、「そちら側へ行ける前兆」が、もうすでに出ているのだと思います。
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