こんにちは、ガブです。
僕は建設コンサルの技術者として独立して10年になります。専門は、橋の補修設計です。
実績としては、
- 社員ゼロ・事務所ゼロ・営業ゼロ・残業ゼロ
- 独立10年、年商3,000万円を安定
- 業界歴24年(会社員14年+独立10年)
- 29歳で国家資格の技術士
という働き方で、平日の昼にボートを出したり、子どもの長期休みに合わせて何週間も旅に出たりしています。
いまは、同じように独立を考えている技術者に向けて、自分の体験を書いています。
数年前、家族で台湾へ旅行に行きました。
朝は少しゆっくり起きて、
ホテルの近くを散歩して、
気になったカフェにふらっと入る。
昼は市場を歩いて、
夜は夜市で食べ歩き。
特別なことをしているわけじゃありません。
でも、そういう時間が僕は好きなんです。
旅行って、予定を詰め込むより、
「今日はどうしようか。」
そんな会話をしている時間の方が楽しかったりしますよね。
そのとき、ふと思ったんです。
「もし今、会社員だったら、この景色を見られていただろうか。」
自由って、意外と静かなんです
SNSを見ると、
経営者のすごい話がたくさん流れてきます。
年商1億円。
社員30人。
高級車。
タワーマンション。
もちろん、それを否定するつもりはありません。
その人が努力して手に入れた結果です。
でも、不思議と僕は、
あまりそこに憧れませんでした。
僕が欲しかったのは、
もっと静かなものでした。
平日に旅行へ行けること。
家族と夕食を食べられること。
釣りに行く日を、自分で決められること。
朝、「今日はどんな一日にしようかな。」
と考えられること。
そんな毎日の方が、
僕には価値がありました。
「もっと売上を伸ばしたら?」
独立してから、
何度も言われました。
「社員を増やさないの?」
「もっと大きくしないの?」
「年商1億円くらいならいけるでしょ。」
ありがたい言葉です。
実際、少し心が動いたこともありました。
でも、そのたびに考えるんです。
その売上を手に入れる代わりに、
何を失うんだろう。
社員が増えたら、
人の悩みも増えるかもしれない。
事務所を大きくしたら、
固定費も増えるかもしれない。
売上が増えたら、
責任も増えるかもしれない。
もちろん、それを楽しめる人もいます。
でも僕は、
どうしても違う景色が見たかった。
ボートの上で考えたこと
休日にボートで海へ出ることがあります。
海の上って、不思議なんです。
スマホを見ている時間より、
空を見ている時間の方が長い。
波の音を聞きながら、
コーヒーを飲んでいると、
仕事では思いつかなかったことが浮かんできます。
「ああ、こういう時間のために働いているんだ。」
そう思うことが何度もありました。
もし毎日、
売上だけを追いかけていたら、
この時間はなかったかもしれません。
売上は目的じゃありません
もちろん、お金は大切です。
生活もあります。
家族もいます。
だから利益を出すことは必要です。
でも、
売上は目的ではなく、
手段だと思っています。
僕が本当に欲しかったのは、
自由に使える時間。
心の余裕。
家族との思い出。
そして、
好きな仕事を続けられる毎日でした。
だから、
年商だけを目標にしたことはありません。
成功って、人それぞれですよね
会社員の頃は、
成功には決まった形があると思っていました。
出世すること。
役職が上がること。
会社を大きくすること。
売上を増やすこと。
でも独立してから気づきました。
成功って、
自分で決めていいんですよね。
僕にとっての成功は、
旅行先で、
「もう一泊しようか。」
と家族と話せること。
釣りに行く前の日に、
天気予報を見ながらワクワクできること。
そして、
「仕事が嫌だな。」
と思わずに朝を迎えられることでした。
最後に
年商1億円を目指す人を否定するつもりはありません。
それも素晴らしい生き方です。
でも、
もしあなたが、
「本当は何が欲しいんだろう。」
そう考えたことがあるなら、
一度だけ、
売上ではなく、
時間を基準に考えてみてください。
5年後、
どんな毎日を送りたいですか?
誰と笑っていたいですか?
どこで朝を迎えたいですか?
その答えが、
あなたにとっての成功なんだと思います。
僕は、
年商よりも、
そんな毎日を選びました。
そして今でも、
あの台湾で感じた穏やかな朝の時間を思い出すたびに、
「あの選択で良かった。」
そう思っています。

